ストレスや生活リズムの乱れが誘因となって 発症することの多い双極性障害

リスクとは

うつ病と見分けにくい双極性障害

うつ病の治療は、原因を突き止めて精神面と薬物の服用を並行して行いますが、場合によっては完治が見込めず双極性障害に発展する可能性があります。このまま独断で治療を進めて症状が悪化した場合、または病院の受診を拒んで原因が分からないリスクを考えると、早急な治療が自身を守るのは言うまでもありません。双極性障害で一番恐ろしいのは、躁の状態からうつに発展した時です。このタイミングが一番危険と言われており、躁の部分で今まで自分が行ってきた行為を激しく批判し、破滅的な行動に出てしまうのです。この状態にうつ状態が侵入してくると、様々な感情が入り混じり結果自殺してしまうのです。海外の調査結果によると、2000人近い双極性障害患者のうち5人に1人が自らの命を断っています。しかし、この状態は早急な治療をすれば防げたものです。また、クリニックの医師は数々の症例と関わりを持っているので原因解明と共にそれに応じた治療で完治に向かわせることができるのです。そうすれば、精神疾患で命を落とす人は減るはずです。

根気良い治療が必要な疾患

双極性障害になってしまう原因の一つに、うつ病が挙げられますが特徴的なのが再発です。一度完治したかと思われた症状も、ふとしたきっかけでよみがえるのがこの病気の怖い所です。人間関係や仕事に関する損失は本人にとってあまりにも大きいものです。躁の部分は、冷静に物事が考えられない傾向にある為行動が異常になります。それが原因でトラブルに発展してしまうと今まで築き上げてきたものが全て崩れ去るのです。そうなると、社会復帰は大変厳しくなります。今後も、社会で生きていく為には専門のクリニックへ受診し、双極性障害になった原因と共に治療に励むことが重要になってくるのです。

双極性障害は、躁状態と鬱状態が交互に訪れる精神疾患で、躁うつ病とも呼ばれています。 うつ病の原因は、遺伝的要因や環境的要因が挙げられますが、ハッキリとした原因がわからないケースも目立ちます。最近の研究では脳の働きが双極性障害の原因の一つであることが明らかになっており、必ずしも会社や学校でのストレスだけが双極性障害を引き起こす原因とは言えないようです。 気分の浮き沈みは誰にでもあります。しかし、双極性障害の患者は感情の波が自分でコントロールできず、症状の度合いによっては日常生活に支障をきたします。 双極性障害は「双極1型障害」と、躁状態が比較的軽度な「双極2型障害」に大別されます。とくに双極2型障害の患者は躁状態やうつ状態の症状が目立たない患者も多く、周囲から気分のムラと取られ理解を得られないことが少なくありません。 また患者の多くは鬱状態を訴えて来院するので、最初はうつ病との区別がつかず正しい診断が難しいのも双極性障害の特徴です。

双極性障害とうつ病では治療方法が異なります。うつ病の患者は抗うつ薬を処方されますが、双極性障害の患者は気分の波をコントロールする必要があるため、抗うつ薬だけではなく精神安定薬や抗神経病薬もその時の症状に応じて服用する必要があります。 ただしい治療を行えば、患者の多くは回復します。しかし、少し体調が良くなったからと言って、自己判断で薬や通院をやめ、再発する人が多いのもこの精神疾患ならではの特徴です。というのも気分が高揚する躁状態には、気分が落ち込む鬱状態のときと違って仕事や人付き合いにおいて無理がきくため、全快したと考えてしまう人が多いからです。 双極性障害の治療には十分な睡眠が欠かせません。生活リズムを整え、医師の指導のもと薬物治療を根気よく続けることが大切です。社会復帰を焦りすぎては、かえって遠回りになりかねないので注意が必要です。